歳をとると一週間がはやい、一ヶ月がはやい、一年があっという間に過ぎてしまった!
なんて、皆さん感じていることだと思います。
私も友人もよくでる言葉が”もう今月も終わりだね、歳いくとはやいねー”
年を重ねるごとに速くなる気がするのは私達だけでしょうか?
歳をとると時間が速く過ぎるように感じるのはなぜなのでしょうか?
こんな実験結果がありました。
目次
なぜ年をとると時間の過ぎるのがはやいのか
年齢と時間感覚
4才~82才までの約3,500人を対象として、
自分が「3分」と感じた時点でボタンを押してもらったところ、
年齢が高くなるほど実際の3分より長くなるという結果がでたそうです。
70歳代ではほぼ1割増、すなわち3分18秒経っていたとのこと。
「自分が感じる時間の進み方」と「実際の時間の進み方」が異なり、
トシをとるほど「自分が感じる時間の進み方」が「実際の時間の進み方」より遅く、時間が速
く過ぎるように感じるのだそうです。
では、なぜそのような現象が起こるのでしょう?
身体的代謝の活性化と身体的代謝の落ち込み
身体的代謝が活性化しているときには「自分が感じる時間」のほうが速く進むのだそうです。
熱っぽいのではやくお布団に入ったけれどなかなか寝付けず、時間を見るとまだ一時間くらい
しかたっていない、朝がたになって眠くなって寝過ごしたーなんて経験、皆さんもあると思い
ます。
身体的代謝が落ちると、それに伴って「自分が感じる時間」の進み方も遅くなるため、年とと
もに身体的代謝が低下することで「実際の時間」の方が「自分が感じる時間」よりも速くすす
み、時間の経過を速く感じるということになるのだそうです。
時間経過への注意力
時間経過に注意が向くほど、同じ時間がより長く感じられるともいわれています。
退屈な会議に出席していて、早く終わらないかと思って何度も時計に注意が向く場合は、時間
がなかなか、たたない気がしますよね。
それに比べて、楽しい時間を過ごしていると時間のことなど忘れてしまいます、気が付い
たらかなりの時間が経っていたという経験があると思います。
子供と大人の時間の感じ方
子供と大人の時間の感じ方が違うのは、子供の方が待ち遠しい行事が多いので時間がなかなか
経たないと感じ、大人は日常の多くの出来事がきまりきった日常の仕事、日常業務で、待ち遠
しいことも子供ほど多くはないので、時間が速く過ぎると感じるのかもしれません。
同じ時間の長さであっても、イベントの数が多いほど時間が長く感じるという傾向が、大
人よりも子供において顕著であることが知られています。このことも大人と子供の時間の感じ
方の違いに関係しているのかもしれません。
まとめ
いろいろな説があるようですが、歳をとると時間が速く過ぎるということは間違いないようで
すね。
自分に残された時間は後何年だろう・・・なんて!
残された時間を大切に、充実した時間を送りたいものです。
ぼんやりしていたのでは、大事な時間があっという間に過ぎてしまいます。
皆さんはなにかやってることはありますか?