世界妖怪協会(会長水木しげる)から「怪遺産」に選ばれた妖怪伝説

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シニアのノンちゃんです。

先日、徳島県山城(大歩危)の「おもしろ、やましろ狸話」の冊子をいただきました。

昔から山城地方で伝えられている狸の話なんですが妖怪伝説として長く伝えられてる、

人間が狸にだまされたというおもしろい話です。

子供の頃、狸にだまされたと言う話は聞いたことがありました。

私が聞いた話は

ゆうびんやさんが石を爪で掻いてるから「何してる」と聞いたら「背中をかいてあげてる」と

言ったそうです。嘘かまことか??

昔の狸は人間をだましていたんでしょうか?

 山城の自然が生み出した狸伝説のようです。

山深い人間生活に厳しい環境であるがゆえに、

今と違い灯りもない山奥で暗くなれば道にも迷い、落ちたり、うごめく物と遭遇したりしま

す。

それは足元の明るいうちに家に帰らない無用心や油断が招くことなんですが、それを狸のせい

にして本人を深く責めないようにしました。

そんなことが二度と起きて欲しくないという意味で、目玉がひかって動く狸を利用して安全教

育を行ったようです。

”暗くなっても帰ってこないと狸にだまされて怖いめにあう”と言い聞かせ教育したようです。

 日常にない不可解なことや忌避すべきことが発生したら正体、原因を狸のせいにして、恐怖心、疑心暗鬼で悩むのをやめる必要性のため!

亭主が美女に化かされ、だまされたり、事故にあったりしても、生きていくためには一家にとって不可欠な労働力、いつまでも悩んでいるひまはない。

そしてその一家も地域の共同体の一員、

化かされ、だまされた奴でも、”狸にだまされたんだ”と狸のせいにすることで笑って許す。

そこから生まれた狸伝説のようです。

 山に住むものの夢や願望

「山城谷一揆」「微兵忌避運動」は阿波徳島の先駆けで自由民権運動に貢献した人土の碑が建てられています。

こうした反骨精神とたくましさの風土が育てた「妖怪話」「狸伝説」のようです。

本の中で田舎の方言がたくさんでてきました。

いくつか選び出してみました。

危ないんで・・・危ないよ  言いもって・・・言いながら

もんた・・・帰ってきた     言うきに・・・言うから

ほしたら・・・そしたら   ゆんべ・・・昨夜

てんこつ・・・頭のてっぺん

はよういね・・・早く帰れ  こしらえる・・・作る

ふりもって・・・ふりながら  いがって・・・さけんで

ボケ(歩危)・・・ガケ   木をまくる・・・木を転がす

まくれる・・・転がり落ちる  思いもって・・・思いながら

しまう・・・かたづける  ヘンボ・・・シッポ

戸をたてる・・・戸を閉める

ないようになる・・・なくなってしまう

ほうけにせられん・・・バカにできん

店があいとるかや・・・店が開いているはずがない

だれぞ・・・だれか  なんちゃない・・・なにもない

ほたえる・・・あばれる  おどりゃくそ・・・おのれこのやろう

しばきあげる・・・たたきまくる

まとめ

生まれ育った所は年齢とともにますます懐かしくなります。

年のせいなんでしょうか?

忘れがたき故郷

思い出(い)ずる 故郷

山は青き 故郷
水は清き 故郷  ですね!

その故郷も今は観光客でにぎやかです。

狸(たぬき)な家族 ~徳島発地域ドラマ~(2013年NHK徳島局)で放送されたそうです。

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