シニアのノンちゃんです。
先日、目に御利益のあるお寺のお話をしましたが、
私自身、以前ですが網膜剥離の手術をしました。
たんなる飛蚊症だと軽く考えていたら大変です。
その時の症状と体験をお話します。
目次
まず飛蚊症を正しく知ることが大事です
目の前に漂うゴミが飛蚊症だとは限りません。
視野の中に糸くずやゴミ、水玉の様な物が現れる飛蚊症。
私もそうでしたが、普通に飛蚊症だと思ってました。
が、それは病気の症状として表れていたのです。
目の前にゴミのような物が浮いていてその影が網膜に写って見えるのは飛蚊症ですが、
網膜や視神経に異常がある場合もあります。
体験した症状
目の前に水玉のようなものや、小さな薄黒い点が見える状態はずーと長くありました。
黒い玉が少し濃くなって大きくなってきましたが、格別心配もしないで生活してました。
が、ある日仕事が終わっての帰り道突然目の中いっぱいに糸くずのような大きな固まりが見えました。
思わず目を閉じてまた開けた時は糸くずは小さくなっていて気にすることなく家に帰りました。
次の日の朝も黒い物体はのこってるのですが、目は見えてるし深く考えないで会社に出勤しました。
運命を分けた出会い
このとき私はまだ事の大事さを知らず普通に仕事をしていました。
そして雑談をしている時何気なく前日の目の話をしたら一人の方から、
「それは単なる飛蚊症じゃなくて剥離の可能性がある、明日にすぐにでも病院にいったほうがいい」と言われ、次の日病院に行くことにしました。
病院で検査した結果、「すぐ入院して下さい、手術の必要がある」といわれ、家に帰って準備することも許されずそのまま入院、そして、たまたま手術をしていただける先生が今日は空いていると言うことでその日のうちに手術でした。
友人の助言がなければ症状はもっと酷くなってた可能性がありました。
※剥離になったときは、歩く事や電車に乗るなど振動を起こす行為は絶対にだめと言うことです。絶対安静なんですって!
入院期間
私の場合は10日ほどでした。
病院や症状によって入院期間は変わると思います。
退院後、少し平行感覚がずれて横を向くと気分が悪くなるという症状もありました。
暫くは眼帯もはずせません。
それではまず飛蚊症の原因はなんなんでしょう
人間の眼球の大部分は、”硝子体”という「ゼリー状」の物体で中を満たされていて、光が”角膜” と ”水晶体”を通して入ってくると、この硝子体を通過して”網膜”に達し、映像としてみえます。が硝子体が老化やストレスなどの原因で劣化すると、硝子体の中の繊維組織が壊れ、壊れた水の塊が行き場を失って硝子体の中に浮いてしまいます。
水の塊の中には繊維クズがあり、このクズの影が網膜に映り浮遊物 として見えるそうです。
これが飛蚊症です。
あと生活環境の変化で若い方でも「酵素」の分泌が減少し、飛蚊症になる方が急増しています(生理的飛蚊症)呼ばれ、飛蚊症の中で最も多い原因となっているそうです。
飛蚊症かそうでないかの見分け方
飛蚊症に似ていて飛蚊症でない症状
飛蚊症とそうでないものは、症状を注意深く観察すれば見分けることができるそうです。
硝子体はほとんどが水分ですから、その中の浮遊物は揺れ動きますので、本当の飛蚊症なら、眼を動かす前と後で位置や形が少し変わります。浮遊物と網膜の間には少し距離がありますので、影の部分が完全に真っ黒(完全に見えない)ということはないそうです。
そうでないもの(病気の症状)
* 眼を動かす前後で位置も形も変わらない
*ゴミのような物が真っ黒に見える
治療の必要があるかないか
Ⅰ・とりあえず心配ない飛蚊症
* 硝子体の正常な構造物(細胞や線維)
* 後部硝子体剥離〈はくり〉
Ⅱ・ 病気の症状として起きる飛蚊症
* 網膜裂孔〈れっこう〉や網膜剥離
*網膜の血管の病気
* ぶどう膜炎
* 眼球の中の感染症
網膜に影を作る硝子体内の浮遊物が生じる原因はいろいろあります。
原因によって治療や定期検査の必要が生じる場合もあります。
まとめ
どんな病気になるのも困りますが、
ちょくせつ死に至らない場合、どうしても軽く考えてしまいます。
飛蚊症かな?と感じた時は検査を受けて生理的飛蚊症と診断されればひとまず安心ですよね。
後々変化があればもう一度検査を受けるようにおすすめします。
網膜剥離の場合ですが、はやく対応することで手術も入院期間も短くなります。
病気が原因の飛蚊症だとしたら病気をしっかり治療しましょう。
治ったからといって元の病気を忘れないで気おつけて下さい。