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5万3千円と5千500円の違い
とリあえず支払いをして帰りましたが、
”原因がわからない”ではこまりますよね。
そこで、別の病院に連れて行きました。
そこでは、触診だけですが原因を推定して薬も出してもらい、
支払いは5500円だったそうです。
薬のおかげでモフちゃんの体調も良くなったそうですが、
この違いはなんなんでしょう。
診療報酬は獣医さんが個々に自由に設定できる
自由に診療報酬を設定できるか理由は、
難しいことはわかりませんが、「独占禁止法」とういう日本の法律で決められているそうで
す。
獣医師がお互いに競争することを促し、動物病院での診療費が高くならないよう、
法律では、獣医師の診療に対して、基準料金を決めたり、獣医師同士が協定して料金を設定したりすることを禁止している。
らしいですが、私たちからすると、逆に診療費用の妥当性がわからず、
不信をいだきますよね。
動物病院の診療費の相場はいくら?
最初に動物病院に行ったときに診療を受けるだけで初診料がかかります。
2回目以降は再診料がかかります。
ただし、病院によって再診の考え方はマチマチのようです。
初診料:1000円~1500円 (500円くらいのところもある)
再診料の平均:0円~1000円
猫のワクチンの種類と値段
猫のワクチンは、発症しやすい6種類の感染症に対するワクチンが開発されています。
※混合ワクチン(いくつかの感染症に対するワクチンを混ぜたもの)
予防できる感染症の数に応じて、3・4・5・7種の混合ワクチンがあります。
3種混合ワクチン
コアワクチンと呼ばれ、接種が推奨されているものです。
・猫ヘルペスウイルス(猫ウイルス性鼻気管炎)
・猫カリシウイルス(1種類)
・猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症/猫伝染性腸炎)
4種混合ワクチン
3種+猫白血病ウイルス感染症
5種混合ワクチン
4種+クラミジア感染症
7種混合ワクチン
5種+猫カリシウイルス(3種類)
※猫カリシウイルスという感染症には、多くの型があり、3種と4種混合ワクチンでは1種類の猫カリシウイルスを、そして7種混合ワクチンでは、3種類の猫カリシウイルスを予防できます。
※単体ワクチン(一つの感染症に対するワクチン)
ワクチン接種にかかる費用のめやす
動物病院によって異なるので、あくまでも必要な費用の目安です。
混合ワクチン
*3種 4,000〜6,000円
*4種・5種 5,000〜8,000円
*7種 7,500〜8,000円
*単体ワクチン(猫エイズワクチン、白血病ワクチン)
白血病ワクチン・・・ 2,500〜4,000円
猫エイズワクチン・・・ 2,500〜4,000円
猫のワクチンの接種時期と回数
子猫の場合
特にワクチンの接種が必要です。
子猫の場合、初乳を十分に飲んだかどうかによって免疫力の強さが異なるため、ワクチン接種
の時期はそれぞれ少しずつ違ってきます。
*初乳を十分に飲んでいる場合、
最初のワクチン接種は生後56日(8週齢)頃に行います。
生後84日(12週齢)頃にもう一度ワクチンを打ちます。
*初乳を飲んでいない場合
感染リスクが高いので、生後4週齢頃からワクチンの接種を開始すり事もある
2回目のワクチン接種が終われば、それ以降は1年に1回のワクチン接種を行っていきます。
成猫の場合
健康であればいつでもワクチンを接種する
最初に接種してから、およそ1ヶ月後に2回目の追加接種
注:猫が妊娠している場合は、基本的にワクチン接種はできません
抗体は、ワクチンを接種してから少なくとも2~3週間ほどで完成します。
そのため、交尾の3週間以上前にはワクチンを接種しておきましょう。
日本獣医師会の小動物診療料金の実態調査結果によると、
各費用の相場は以下のようになります。
◇初診料 1,191円
◇検査費用(一般的な血液検査) 1,796円
◇処置費用 注射 1,249円
投薬 経口191円/点眼177円/点耳327円
調剤 内用301円/外用209円 ※薬剤料は別途
◇ワクチン接種 1種3,917円/2種以上(混合)8,185円
◇不妊手術 去勢15,379円/避妊24,176円 ※犬の場合
まとめ
猫の場合、法律で定められた必須のワクチンはありませんが、愛猫の健康を守るためには、
必要なワクチンの接種を適切に行っていくことが大切です。
ワクチンの接種にはなんらかの副作用がおきます、ワクチンを打つ前の猫の様子、
打った後の猫の様子をしっかり見守ってあげてください。
異常が見られれば獣医さんに相談しましょう。